68 可愛いんだから仕方がない
ユウさんとモモについては、モモが30歳になるまで男女の関係を深化させるみたいなことを言っていた。
そのあとについてははっきりとは聞いてないけど、
そこまでやり切った後は、子作りと子育てに励むつもりなんだと思う。(たぶん)
夫婦の形はどうあってもいいと思うし、モモについてももう無関係の立場なので、
自分からその判断にとやかく言うつもりはなかった。
ユウさんは交換していた時から、第三者に抱かせる案を提示してきていたんだけど、
自分はそこに関しては頑なに拒否してきたし、ユウさんもそこは従ってくれていた。
ただ、正式にモモがユウさんのモノになったことで自分がNGを出す権限がなくなったわけで、
遅かれ早かれ、モモと肉体関係を結ぶ3人目の男が現れるんだろうな…というのはなんとなく覚悟していた。
それは仕方ないとしても、個人的にはモモに乱交はさせてほしくないなとは思っていたけど。
身辺整理をしたときに、住所変更とかもしっかりやったので、
ほとんどユウさん宛の荷物はうちには届かない状態だったんだけど、
とはいえ、まれにユウさん宛に荷物が届いてしまっていた。
たまたま、その中にどうしてもすぐ必要なものがあったらしく、
ノンタンに「すぐ持ってきて!」とお願いの電話があったらしい。
「俺出張だから週末のうちに適当にポストに入れておいて!」と言われたらしいんだけど。
ノンタンは「そっちが取りに来いよなー!もうユウに尽くす義理ないし。」とプンスカしていた。
ただ、ノンタンが急遽家の事情でどうしても実家に帰らないといけなくなったのと、
土曜の夕方にちょうど時間が出来そうだったこともあり、自分が代わりに届けに行くことに。
目的の場所からちょっと足を延ばして、ユウさんの家の最寄駅で降りる。
二人が住んでいるマンションの住所は聞いていたのでスマホを見ながら難なくたどり着いた。
そのマンションは新築ではないらしいんだけど、建ったばかりらしく、すごくモダンなマンションだった。
ロビーには大きなエントランスがあって、郵便物を入れる場所を探す。
…しかし、壁とガラスしかないため、集合ポストらしきものが見当たらない。
(裏にポスト専用の入り口があったらしい。)
エントランスでうろうろしてかなり挙動不審になっていたところ、
「えっ…。」
って、後ろから聞きなれた女性の声がした。
振り返ると、モモの姿。
別れる前は肩より下まで紙が伸びていたんだけど、
バッサリと切って、ショートボブになっていた。
昔ボブにしたことはあるんだけど、ここまで短くはなかった。
色は金髪に近いくらいの明るさ。
正直、前回ボブにした時、可愛過ぎてもだえ苦しんだ記憶があるんだけど、
それ以上にに可愛くて…とくに髪の色が金髪に近くなっていて、
それがすごい自分の中ではツボで、いやおうなしに股間が硬くなる…。
服はグレーのワンピースで、胸は大きなVネック。丈はいつもよりは短くなかった。
メイクも含めて、可愛さと大人っぽさ両方活かしためちゃくちゃいい感じのルックスになっていた。
正直…、もう一度一目ぼれしてしまうくらい可愛かった。
久々に会って改めて、モモがこれほどまでに可愛いのかと痛感してしまう。
高校時代の甘酸っぱい恋愛をしているような、そういう胸のときめき。
もちろんノンタンとの生活に満足しているから、どうこうしたいつもりはないんだけど、
過去この女性が自分の伴侶だったことを考えると、なんだか悔しいような感情になってしまう。
それと同時に、じわじわとモモが自分のモノではないという実感が襲ってくる。
昔は、まともに話せる男性なんて自分しかいなかったっていうのに…。
自分の知らないところで知らない生き方をしている事実に、本当に胸が張り裂けそうになった。
そして何より、エッチな視線でモモを見てしまう自分が情けない…。
しかし、それよりも大きな問題がもう一つあった。
隣には見たことのない男の姿…。
モモは、この男と外出しようとしていた。
その男は、デブとまでは言わないが、ぽっちゃりしていて、年齢は結構上で50歳手前くらいか。
小奇麗にはしていたけど、髪の量とかも含めて、お世辞にも見た目がいいとは言えない容姿だった。
「ん。モモコちゃん、この方は?」
その男がなれなれしい呼び方でモモに質問する。
「あの…前の…夫です。」
「あぁ、この人が。」
色々こちらの事情は知っているようだった。
「あの、太郎君どうしたの…?」
「ユウさんに届け物…。」
「あ、あれか。ありがとう…。」
「ポストの場所がわからなかったから、手渡しでいい?」
「全然大丈夫!ちょっと家に置いてくるね?」
「たのむよ。」
「うん。」
そう言うと、モモが肩にかけたまま自分のカバンを漁る。
「あれ、鍵…。」
どうやら、一旦戻るためにエントランスのゲートを空けるカギを探している。
「さっき鍵使ったのに…。」
どうやら奥の方に紛れ込んでしまったようで、
一旦カバンを下に置いて、かがんで本格的に探し始める。
実はこの光景、モモと一緒に居ればよくある光景で、
なぜか鍵とか小物入れとか細かいものがカバンの中で行方不明になる。
環境が変わってもこういう部分は変わらないんだなぁ…と、少し安心する。
ただ、モモが大きめに開いたVネックのワンピースを着ていたので、
胸元の方がお留守になっていた。
中にタンクトップを着てはいたんだけど、貧乳も手伝って、
胸元に大きな隙間ができている。
それを見て、隣の男がモモにいやらしい目線を向けていないか不安になった。
…すると、男がそれとなく自分とモモの間に入ってくる。
一瞬理解できなかったけど、男が自分に対してモモのガードに入ったんだと分かった。
鍵を探していたモモが男の移動を察知して、どうしたの?って感じで男を見上げる。
そして、ようやくその意味を察したのか、顔を赤くして胸を押さえながら
「ありがと…。」とその男に対してつぶやいた。
そのあと、自分の居る方向に対してやや角度をつけてカバンを漁っている。
もとは裸で抱き合った二人だぞ…今さらブラジャーくらい何ともないでしょ…!
と内心反論したいところだったんだけど、逆に、自分が置かれている立場をはっきりと突きつけられる。
自分は元旦那だけど、今はただの他人。
この男はモモとどういう関係かはわからないが、自分より遥かにモモに近い存在。
自分は可愛いモモをエッチな目で見るガヤ、この男はそんな輩からモモを守る知人。
自分の方がモモの事をよく知っているのに、一番外側の人間…むしろ害ある存在。
その場のそんな空気が歯がゆくて歯がゆくて、何も言えずに悔しさをぐっと押さえ込んでいた。
鍵を見つけたモモが、いそいそと家に入ろうとエントランスのゲートを開ける。
モモが振り向いて、男に「おじさ…」と言いかける。
そして、慌てた感じで男に言いなおす。
「あ、いや、えと…すぐなのでちょっとまっててください…。」
「もちろん。」
随分と涼しげな表情の男。
モモは1階にずっと居たエレベーターに乗り込み、自分の家の階まで登っていった。
玄関先で、気まずい空気が流れる。
ただ、男は何とも思ってないのか、こちらに話しかけてくる。
「聞いてますよ。色々。」
「あぁ…そうですか。」
「新しい奥さんは、ずいぶん色っぽい方ですよね。」
「見たんですか?」
「ユウさんから写真で。色気が凄いですね。うらやましい。」
「そうですか…。」
自分の方は良いんだよ…あんたはモモとどういう関係なんだよ…。
と心の中で返すも、なかなか言いだしにくかった。
「可愛いですよね。」
「え?」
「モモコさん。」
「あぁ、ですね。」
「初めてお会いしたとき、あまりに可愛くてビックリしました。」
「ははは…ほめ過ぎじゃないですか?」
「色白で肌もほんと綺麗だし、性格も可愛いですよね。」
「性格ですか。」
「まっすぐで一途じゃないですか。ユウさんに必死に尽くそうとしてる。」
「そう…なんですね…。」
「そんなモモコさんのもっと昔の姿を知ってるなんて羨ましいです。」
「そんなことは…。」
「あの、良ければ、ラインを交換しませんか。」
「え…?」
「昔のモモコさんのこと、色々教えてください。」
「それは…。」
「仲良くしましょう。」
さっとスマホを出されて、思わずフレンド申請してしまった。
モモの今をもう少し知りたい…!という気持ちが働いたんだと思う。
そのあと、その流れで、さっきから気になっていたモモとの関係を聞いてみよう。
…と思ったタイミングでモモが帰ってくる。
「おまたせしました。」
「大丈夫。全然まってないから。」
「太郎くんもありがとう。」
「おう。」
軒先で3人気まずい雰囲気に。
少し二人の関係性が探れるものが欲しかったんだけど、
モモもさすがに気まずいのか、帰ってほしいオーラが出ている気がした…。
これ以上はさすがにイメージを悪くする思い、諦めて帰ることにした。
「…じゃあ、帰るわ。」
「うん…また…。」
「おう…またね。」
モモと表面上の挨拶をかわしたところで、モモが男に話しかける。
「じゃあ…。」
「そうですね。」
モモはこちらの様子を気にしているようだった。
自分からどう映っているのか、心配なんだろうか。
そして、エントランスの外にモモを誘導する男。
モモの腰に手を回してモモをエスコートしている形。
ただ、肉体関係にあるかまでは何とも言えない感じのエスコートの仕方だった。
手も繋がず、身体も微妙な距離を保って歩いている。
最初は凄くいやな予感はしたものの、二人が全く打ち解けていない感は半端なかったのでちょっと安心。
これがもし貸出しの相手だとしても。心開かずに終わるだろうな…。
なんて思いながら、その場を去った。
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太郎さんは、幸せになって下さいね!
モモは…とことん堕ちて…太郎さんとは住む世界が違う、淫乱な世界で生きているとしか思えません。
まさかノンタン里帰り出産中とか?
もしかするとノンタンの時も30ぐらいまでは子供作らずにだったのかもしれないな。
でもノンタンは子作りする前に太郎くんを本気で好きになってしまったのかな。
新しい相手もユウさんと知り合いの可能性大みたいだし当然在婚者の可能性もあるのだからその相手とまたするんだろうな。
その後寝取らせたモモから聞き出しながらするのか。
ユウさんの性癖って一体。
ノンタンもモモもユウさんの性癖のための道具にしか思えないように見えるんだけど。
モモがもし新しい相手に本気になったらまた同じことになるのか?
いや今度こそノンタンの時のようにならないようにモモを調教しているのか。
金髪ビッチ臭のモモ、いやがおうにも期待が高まる ワクワクするね
No title
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エンジョイ独身気分
ノンタン出産して実家かな
こんなことをしているユウさん。それに付いていってるモモ。
あまりにも太郎くんとノンタンとは違いすぎる。
正直かかわらないかもう合わないほうがいいような気が。
No title
寝取られ確定だなぁ
客人の前で、変態披露からの流れだろうし
同伴じや無く、貸出かぁ
離婚半年以内じゃ、場合によっては
内縁者のビッチ
愛人止まりの可能性も有りだろうなぁ
安全圏から
際どい見学で良いんじゃないですか
太郎さん
No title
楽しみにしてます!
どこに連れていかれるのかわくわく・ぞくぞくですわぁ。
転居届け出してても夫婦の名前とか、誤送はあるよ。
クロネコとか結構めんどくさくてやってないときあるし。
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かなりガッカリ
いくらなんでもユウさんが最初のスワップからみたら、変わりすぎてますね!!
ただの調教師だったのか?って。
あんまりモモの堕ちるとこは、みたく、ないなぁ
No title
むしろここからが本番なのかな?
下半身にもピアス入れられてたりタトゥを彫られてたりするモモちゃんに期待してます。
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太郎さんもきっとそうなんだと思う。
太郎の思うがままの世界でいいと思う。
どんな内容でも応援します。
嫌なら読まなければいい。
自分で好きなストーリー描いたらいいんじゃない?
なんか変だよね、文句言う人。
最近こう言う人たちのせいで世の流れをそっち側にもっていこうとすることあるよね。
どっかの国みたいなことはやめて下さい。
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No title
寝取られの快感は、一番好きな女性が寝取られることで最高のものが得られるのだと思う。
なので、ノンタンに対しての寝取られ話に移行するのだと思っていたのですが、ノンタン寝取られ話を出さないで、またモモの話をここに出してくるというのは、やっぱりモモの方が太郎さんにとって寝取られる対象として未だにノンタン以上の存在という事なのでしょうか?
それって、心の奥底ではやっぱりモモが一番ということなのでは?
話が終わった対象だと思っていたモモに回帰している展開だと、そういう思いに蓋をしてノンタンとの結婚をしているというように感じてしまいます。
そのあたりの太郎さんの想いを聞かせてください。
No title
太郎さんの妻のままでは実現しなかったであろうレベルに突入。
太郎さんと離婚して得たリミッターレスの世界。
ユウさんから、「太郎君見せてあげるよ。」と言われながら、
口、オ〇○コ、ア○ルにユウさん以外のチ○ポを同時に受け入れてイキまくるあまりにも変わったモモの姿を見た太郎さんはどのような思いを抱くのでょうか、と想像してしまいます。
No title
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No title
No title
気になって仕方がないから
No title
それだけリアルが充実していたってことですかね。
モモの展開はちょっと予想外なので、先が気になってしまうぅ。
あと、ノンタンとはノーマルなお付き合いで行くんでしょうか?
No title
これからモモがどうなってしまうのかすごく楽しみです
可愛らしさも残しつつ変態になっていくモモをこれからもお願いします!笑
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やっぱりモモが一番ですよ
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誕生日プレゼントに投稿、ぜひ宜しくお願いします。w
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