28 リビングの風景

ユウさんとの約束を果たすために、ビデオを受け取りに行った。
まあそこでせっかくだからと飲みに。

「最近あんな感じでいいの?」
ってユウさんから。
「僕がお願いしてるので、今の感じでいいです!めっちゃ興奮してます!」
「まあ、モモちゃんも最近は建前とかなしで単純に俺とのエッチを楽しんでくれるようになったかな…?」
「そうですね…。ほんと、ユウさんすごいですよ。あのモモを…。」
「いやー、結局数年はかかってるからね…。」
ユウさん的には、思ったより時間がかかってじれったい思いもあったのかなって思った。

「最近は、お互いの事だけ考えてしようって言ってるんだよね。」
「そうですね。あれでモモがうんって言うのがすごいなって思います。」
「でも、何となくためらいがあるね…まだ。」
「そうですかね…?」
「俺がそう感じているだけなのか…、本心は正直わからないけど。」

「希は、ぶっちゃけ太郎くんに夢中だからなぁ…。」
「いや、なんだかんだでユウさんに信頼置いてますからね…」
「そうなの?」
「ですね。そこは超えられてないですね…。」

そんな話をしながら、ユウさんからビデオをもらった。
「これも。」
ユウさんからHDDも渡される。
「えっ…」
「リビングでくつろいでるとこ、見たかったんでしょ?」

そんな感じで、自分が依頼したリビングの何気ない様子もとってくれていた。

家に帰って、さっそく見てみる。
モモとユウさんがソファに座っている。
いつものL字の大きなソファなんだけど、
ユウさんが脚を伸ばして座っていて、モモが隅にちょこんと座っていた。

もっとベタベタしてるのかと思いきや、結構距離があった。
そのままの状態でしばらくテレビを見ている二人。

「コーヒー淹れましょうか?」
モモがソファを立って、ユウさんの前を横切ってキッチンに行こうとする。

ユウさんはちらっとモモの太ももとスカートを見たけど、そのままスルー。

そして、コーヒーを淹れたモモがカップを持ってきて、テーブルに置いた。
で、また自分の位置に戻るモモ。

「あ、さっき買ったゴム補充しといて」
「あ…はい。」

モモが自分のカバンからドラッグストアの袋から箱を出して、いくつか机の下の雑貨箱に入れる。

「何個残ってた?」
「えと…1個です」
「先週も含めると、結構したね。」
「…そうですね。」

またそのままの状態でテレビを見る。
そして、おそらくテレビとは関係なく、雑多な話をしたりしていた。

想像以上にサバサバしている感じ。
やっぱりプレイ外では割とこんなもんなのかな?って思った。
ノンタンと俺は、プレイ関係なくひたすらイチャイチャしているので。
俺らの事モモが見てたらおこるかもな…なんて考えながら見ていた。

またしばらくしてモモが席を立った。おそらくトイレ。
そして、戻ってきて、ユウさんの目の前を通過しようとした。

するとそこで、ユウさんがモモの腕をつかんで、引っ張った。
「あっ…」
不意だったのかモモが声を上げて、ユウさんの方に引き込まれる。
仰向けのユウさんにモモが乗っかるような感じで倒れこんでいた。

そして、ギュって抱きしめたままの体勢になった。
モモはそのままユウさんに体重を預けてユウさんに髪を撫でられていた。

「今日何食べたい?」
「何でもいいですよ?」
「じゃあモモちゃん。」
「おじさんの発想ですよそれ…。」
「ごめん…今のはひどかった…w」
クスクスと二人で楽しそうに笑っている。

ユウさんがモモの顔を見て、キスをしようとする。
すると、さらっとモモがかわす。
「あ、よけた。」
「ダメです。」
「なんで?」
「まだ、そういう時間じゃないので!」
「えー、最近はいっぱいしてくれてたじゃん!」
「そんなことないです…!割とユウさんが強引にしてました…。」
「そうだっけ?ま、いいけど。」

ユウさんは全然気にしてない様子。

「昨日太郎くんとしたの?」
「…なんでそんなこと聞くんですか…」
「大体、太郎くんといっぱいしたときはそんな感じだから。」
「…。」

「じゃあ、今日はうんと濃いのしないと。」
「なんでそうなるんですか…」
「上書きしないと。ほら、キス…。」
ユウさんがキスしようとするけど、モモがまたかわす。

「もう…いじめないでください…!」
「焦るモモちゃんも、かわいいなぁ。昔思い出すなぁ。」
「ほんと意地悪ですよね…」

「ねえ」
「…はい?」
「今日、ホテルいこっか」
「えっ…またですか…?」
「うん。また。」
「今日も見たいなぁ…声我慢してないモモちゃん…」
「もう…だめ…今日は…」

「あら…今日はずいぶん堅いね…」
「いつもそうです…」
「そう言うとこも可愛くて好きだけどね?」
「またそんなこと言って…」
ユウさんがモモの頬を優しく撫でる。

「もしかして、今日したくない?今日はしないでおく?」
「そう言うつもりで言ったわけじゃ…」
「じゃあどうするの?」
「…。」
「するの?しないの?」
「それは…」
「どうなの?」
「…します…けど。」
「なら、ほら。」
「え…。」
「してよ…」
「…うん…。」

モモがユウさんの方に近づく。
そして、ユウさんの両肩にちょこんと手をのせて、軽くキスをした。

「もう一回…」
「えー…」
「ほら…はやく。」

モモは仕方ないなぁ…って感じで、ユウさんにもう一度キスする。
モモが唇を離すとき、ユウさんが追いかけてモモの唇にかぶりつく。

そして、ねっとりとした短いキスをした。

「あっ…」
モモが切なそうな声を上げる。

モモのリアクションを見て、ユウさんがまたキス。

もう一回、ねっとりとしたキス。
それを、モモの反応を見ながら何度も繰り返していた。

「はぁぁ…」
モモの甘えるようなため息。
「どうしたの?」
「別に…なにもないです…。」
「舌出して」
「やだぁ…」
「いいから…ほら。」

恐る恐るモモが舌を出す。少し控えめ。

チロって先っぽを舐めるユウさん。
そして、しばらく舌先でお互いの舌の感触を確かめ合っていた。
そのままの流れで、本格的に濃厚なディープキスを始めた。

モモの目つきが変わっていってるのが分かる。
5分くらい続けると。モモの体の力が抜けて、ふにゃってなっていた。

「いいの?今キスに夢中になってなかった?」
「…だめ…だめ…。」
「俺はそっちの方が嬉しいから、続けるけど。」
「だめです…」

ユウさんがモモの頭をがっしり持って情熱的にキスをし始めた。
モモは手で少し胸を押し返すような仕草をしていたけど、ほぼ力が入っていなかった。
そのままゆっくりとモモの方に倒れこむ。
ユウさんが覆いかぶさるようにモモにキスを浴びせる。

ぷはっ…って感じで唇を離す二人。
モモはユウさんの服の腕のところをぎゅっと握ったままだった。

「今日も、セックスしていいんだよね?」
「…それは…そう…ですけど…。」

ちゅぷちゅぷと軽いんだけど、いやらしいキスをする。
「もう…だめ…そういうの…」
「ねえ」
「はい…」

「ホテル行くよ。」
「…。」
「昨日の太郎くんのよりすごいって認めさせるまで、帰さない。」
「だめ…。」
「いっぱい声出していいよ。いつもみたいにおっきな声で…。」
「ユウさん。」

「いいよね…?」
「ユウさんは…嫌じゃないんですか?」
「なにが?」
「さっきまで嫌って言ってたのに…」
「さっきのはいい子のモモちゃんでしょ。今話してるのは、悪い子の方。」
「なんですか…それ。」
「どうする?ホテル行って、昨日より気持ちよくなる?」

またキスをするユウさん。
条件反射的にエッチな気分にされてしまってる様子。

「はぁぁ…」
「顔がエロ過ぎ…」
「もう…また流されちゃう…」
「それでいいんだって。」

「ほら、早く。」
「あぁ…」
「ここでのモモちゃんは別。俺と一緒の時は、ちょっと悪い子でいいじゃん。」
「そんなの…」

「いいから…。ホテル行きたい?行きたくない?」
「…。」
「ほら。」

「それは…。」
「いく…けど…。」

「はは…えらいえらい。」
濁したような言い方だったけど、それでも満足そうなユウさん。

「ご褒美に、ホテルで期待しててね…」
「…うん。」
モモはユウさんには敵わないと実感したのか、すべて従いますって目線でユウさんを見ていた。

「じゃあいこっか。」
「はい…。」
「あ、その前に…」

そう言うと、ユウさんからモモに濃厚なキスをしたり、頬を擦ったりし始めた。
そのままイチャイチャと20分くらい過ごして、準備をして出かけて行った。


ちゃんとエロいとこも入れてくるところがユウさんらしいなと思った。

Comment

Post a comment

非公開コメント

ホテルでの内容が知りたいですね。 この続きもアップされる事を期待します。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

キターー!!
連投お願いしますw

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

そろそろやってるところがみたいです。今日はこれだけかな?楽しみにしてるんでおねがいしまっせ!

No title

太郎ちゃんおつかれー!
ホテルでの内容が気になるところじゃ>W<

No title

hddごと渡すのに違和感・・

モモちゃんの心理描写が面白くていいですね。ホテルでエライやられてそうですね

No title

おっつー

GWになったしドンドン書いて貰えたら嬉しいです!早くモモの堕ちるところが見たいです!

No title

くっ焦らされた!続きが気になる!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

>hddごと渡すのに違和感・・

持ち運び用の外付けハードディスクというのがあってだな…。
PC開いてHDD抜いて渡すとこ想像するなよ?(笑)

焦らしぱねえっすwwww
ホテルは隠し撮りできないんだろうなぁ。

No title

モモ流され過ぎー!てかエロ過ぎwww
実際これが正常だけどなw誰だって気持ちいいこと大好きだっつーのwww
ホテルで「やっぱおねだりして良かった」って思ってるぜ絶対w

続き書いてくれー

プロフィール

so6ta6

Author:so6ta6
■早漏太郎(書いてる人)
某所で早漏太郎と名付けてもらった。気に入っている。
普通のサラリーマン。
(本名)君とよばれているが、太郎君と書き換えている。

■モモ
早漏太郎の奥さん。5歳下。
超絶人見知り。そのくせさびしがり屋。
パッと見ると頼りないけど、割としっかり者で、たまに頑固。
昔はケーキ屋でバイトしてたけど、今は可愛い系のアパレルの販売員。
背が低い。貧乳だけど、本人いわくちゃんと膨らんではいるらしい。
でも顔が小さくて、とにかく顔が可愛いのが自慢。

■ユウさん
輸入系の会社の人。多分3、4歳上。
お酒が全般が好きで、特にワインが好き。
たまに海外に出張に行っている。
いつも大人雰囲気を醸し出してて優しい。
でも遊び心もあって、すごくモテてきたタイプ(多分)。

■ノンタン
ユウさんの奥さん。
サバサバしてて裏表がない。
一見ドライな感じだけど、付き合いが長いとみせる、内面はばりばりの女の子って一面が可愛い。
あとおっぱい大きくてエッチもノリノリ。
昔は事務職やってたけど今はやめてカフェでバイト。
ノンタンという呼び名は早漏太郎の元カノが命名。本人は嫌がっていた。今はもう慣れてる。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム